2011年12月31日

見上げるところに空。

2011年も残すところ一日となり、最後のご挨拶をさせていただこうと思います。



今年はいくつかの別れがあり、すれ違いがあり、苦しくて、
この場所が間違いだったように思えて、自信がなくなり、
また、こういった手段を選んでいることにも疑問を感じ、
いつか、えいやとすべてを消しました。

後悔や迷いももちろんその後何度とおとずれました。

そうして心と口をかたくなにして、ぞれからずっと。
それでもずっと間違いばかり、
言葉を発するたび、手足を動かすたび、
まるで、息をするたび間違えていました。
そのたび人を悲しませ、苦しませ、いからせ、失望させ、
私自身も底へ底へとおちていきました。


ふいに心配のメールやら、ハガキやら、言葉をかけてくれる人わずかながら、
けれどそのいっさいに何の返事もできずにいました。
ふいに楽しいことが訪れても、また次の瞬間には暗闇の中へ引き戻される日々でした。


はあ、暗いですね(笑)


台風のようにごうごうと押し迫った事柄を一つ一つ終わらせ、子どもたちをつれて田舎に戻ってきています。
風がやたら冷たくて、
一緒に登った遊具からの景色や、ハガキを出しに歩く夕焼けはぎゅっと心をしめつけるもので、
ただ、ああ、ああ、ああ、ああ、と思うのでした。

体の中で塊がからんころんとむなしく響いて転がって、さいごにずどんと落ちるのでした。
落ちた先にまっていたのはなまぬるい液体、じわりじわりと広がって、
じわりじわりとしみこんで、
じわりじわりと私の体の色をかえてゆく、そんな気がしています。


はあ、どんな気でしょうか(笑)



この場所であれやこれや、これまでの一つ一つに言い訳や訂正や謝罪を、そんなことをずらずら書いて、読み返してみてなんじゃこりゃ。
まだまだ私こんなんですよ。


再び消して。

もう一度。

伝えたいことは。


この場所があったから繋がっていられた人も少なくありません。
ここでどんなに励まされてきたかわかりません。
けれど、これからは
この手で触れられる人と、この手で温かさを感じ、目を見て、声の温度で、他愛のない話でも、
そんな身近な人たちを今もう一度確認しながら、感謝しながら、
そうした人づきあいをきちんとしていかなければと思っています。

遠くにいる大切な大好きな人たちのことは胸の中でしっかり想わせていただくことにして。




子どもたちはすこやかにたくましく大きくなってくれています。
キッカのことをお伝えするつもりで始めたこのブログですが、いつからか目的がずれてしまっていたのでしょう。
キッカが退院して7年が経とうとしています。
おかげさまで、来年には10歳を迎えます。

皆様からの励ましを決してわすれることはありません。
これからも深く頭を下げて、心深く感謝して、
私は私として精一杯突き進むと決めました。



見上げればいつも。
見上げればいつも。
いつのときもたいせつなひとたちの幸せを願っています。


そしてどうぞ、苦しみを抱えた方々がいつでも青い空を見て希望を取り戻せますように。
そんな世界になりますように。




posted by ひろこ at 01:11 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月26日

1/4の奇跡。

昔、アフリカのある村でマラリアという伝染病が猛威をふるいました。
村が絶滅するほどの死者が出たにも関わらず、生き残ったグループがありました。
後年、そのメカニズムを多くの研究者が調査し、そうして分かったことは、
その村にはマラリアにかかりにくい強い遺伝子を持つ人がいたということ。
そして、その「強い遺伝子」をもつ人が生まれるとき、1/4の確率で、そのきょうだいに重い障害を持って生まれる人がいたということ。
つまり、
病気や障害を「引き受ける人」がいなければ、その村は絶滅していたことになるのです。


一年前の5月、私は偶然この本に出会いました。
平日昼のルミネ、
人気の少ない本屋でだーだー泣きました。
『1/4の奇跡。強者を救った弱者の話』

この本は、障がいを持った一人の少女との約束に突き動かされ、すべての子どもたちが教えてくれたすばらしさと大切な想いを全国で伝えている養護学校教諭山元加津子さんの本です。
そして自主製作の映画が全国で自主上映されています。

すぐさまラビッツで上映会をしたいと電話し、予約を取り付けました。
昨年夏には葉山で行われた上映会を観て、山元加津子さんの講演会も聴いて、ご本人とお話をさせていただきました。
「来年は私にやらせてください。」と。


あれからぐるり一年が過ぎ、ようやく形になってきました。
2011年9月25日、横浜市港北公会堂で『1/4の奇跡』上映会&講演会を行います。
人はなぜ完全ではないのか。
1/4が支える命のつながり。
すべての命に意味があることを、
たくさんの人にこの事実を、知って欲しい。
ラビッツの子どもたちを、知ってほしい。
どうか、たくさんの皆さん、いらしてください。

今ラビッツでは当日皆さんをお迎えする準備を進めています。

早々問い合わせも頂いております。
全国の皆さまに会えるチャンスかもしれません。
楽しみにしています。



映画「1/4の奇跡~本当のことだから~」上映会&山元加津子さん講演会

【上映日】: 2011年 09月 25日(日)
【時間】: 13:00 〜 17:00 (開場 12:00)
     13:00 〜 映画上映
     15:00 〜 講演

【会場名】: 横浜市港北公会堂(神奈川県横浜市港北区大豆戸町26-1)
        ※ 東急東横線「大倉山」徒歩約7分
【会場定員】: 600
【日本語字幕】: あり
【入場料金】: 900円
【割引料金など】: 中高生 500円、小学生以下 無料

【主催者(団体)名】: ラビッツ (障害児地域訓練会)/鈴木由紀子(スズキユキコ)

【受付E-MAIL】: rabitts14@gmail.com 
【受付FAX】: 045-472-9016
【お知らせ】: お申込の際は以下の情報をご記入ください。
  お名前、ご住所(郵便番号含む)、ご連絡電話番号、
  参加者人数(一般、中高生それぞれ)
  折り返し振込先をご連絡します。
  お振込み控え又は領収証が入場券となりますので当日にお持ちください。

 下記団体から後援をいただいています。
  横浜市社会福祉協議会障害者支援センター
  港北区社会福祉協議会
  横浜市総合リハビリテーションセンター 
  城郷小机地域ケアセンター
  NPO法人あいあい

収益は、社会福祉協議会を通じて、東日本大震災で被災された障がいを持つ方々への義捐金として寄付いたします。


ハートオブミラクル http://www.yonbunnoichi.net/


posted by ひろこ at 11:30 | Comment(4) | ラビッツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする